2025/10/20 20:51

店主 桜井亜瑠が大学時代に書いた「Sociodemographic Factors and Meat Alternative Purchase: A Longitudinal Study」という論文が、栄養分野の学術誌「Dietetics」に掲載されました。
▽オープンアクセスでご覧いただけます
https://www.mdpi.com/2674-0311/4/4/47------
この論文の和文タイトルは「代替肉の購入に関する社会的要因」で、栄養疫学の分野で研究しました。
私は食文化、特にフードテック(現代になって出てきた、新しい食品や調理技術)やフードデザインに関心があり、専門学校ではパティシエとしての現場技術を学びつつ、大学では栄養学を中心に、食について広く学んでいました。
私が食を仕事にしている理由の一つは、昔から続いてきた美食の文化の中で、現在・未来の食がどう変化していくのかを知りたい、という単純な興味です。また、現在・未来の、面白くて新しくて美しい食の文化を、自分の手で作っていきたいとも思っています。普段の活動はお菓子にフォーカスしていますが、食の文化全般に興味があり、今回の研究もその興味で始めたものです。
今回の論文は、2020年ごろから急速に市場が拡大した「代替肉」をテーマとしています。
食に対して「美味」だけでなく、サステナブル、健康志向など様々な文脈がつけられるようになっているこの時代、人々の購買行動もそういった文脈に少なからず左右されています。
研究の起点、最初のリサーチクエスチョンは、「(代替肉という)新食材は、日本人の生活に根付くのだろうか?」ということでした。
今も、食の世界では日々新しい食品や調理法が生まれ、試され、新しい定番の味になったり、そうでなかったりしています。これまでも近代的な豪華な料理から、その土地の食材をその土地で味わうといった各地の郷土的食文化の確立、分子調理などの調理法の革新、味覚を拡張するような実験的な料理など、素材や調理法にとどまらず、食に対する考え方や立ち振る舞いまで含めて数えきれないイノベーション、探究がありました。
そんな人類の美食探究は、今もこれからも、世界中でずっと続いていくものです。
人類の美食探究の1ページとして、現代のフードテックは大きなターニングポイントだと私は思っています。
それを研究したいと思い、代替肉をテーマに選びました。
代替肉は日本でも比較的メジャーな商品であることと、日本人を対象として代替肉の購買について分析した研究はそれまでなかったという理由からです。
具体的には、どのような属性(性別、年収、学歴、居住地など)の集団が購買傾向が高いのか?といったことを調べています。分析の結果については一言で説明することは難しいので、ぜひ元の文章をご覧ください。
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こちらの内容をまとめるにあたり、大学の研究室の先生には本当に丁寧なご指導、多大なお力添えをいただきました。
研究自体も、投稿作業も、右も左も全くわからず、ひとりでは到底出来なかったことです。
のびのび学ばせていただけて、本当に恵まれた大学生活だったと思っています。
Time for sweetsは表向きはお菓子のブランドですが
私はこのブランドを通して、新しい美食の世界を探究したいと思っています。
学んできたこと、周りの人や環境から受け取ったものを、私なりの形で(お菓子というツールを使って)
次の世の中に渡していくことも、ブランドを通して今後やっていきたいことの一つです。
Time for sweetsが目指すこと、
とても拙くて掴みどころもなく、説明しづらいものですが
ときどきこうやって発信していけたらと思っています。
興味を持ってくださった方、ぜひお店にも遊びに来てください。
木曜日の夜に、お待ちしております。
